名前を好きになったエピソード 「実紀」

名前の由来・意味

両親が名前の候補をいくつか挙げて、その中から藤島神社で一番良い名前を選んだもらったのが「実紀」だったとのことです。

もともと親は「ミキ」の響きが好きで、「実りある人生を」という願いを込めて「実紀」の漢字を選んだとのこと。

私は三人きょうだいの長女で、妹と弟がいますが、妹も同じように「ユウコ」という名前の響きから考え、神社で選んでもらったそうです。
(ちなみに、末っ子の弟は、待ちに待った男児!ということで喜び勇んで祖父が命名。神社に選んでもらうのももどかしいほどに、よっぽど嬉しかったのでしょうね。)

ミキの名は

自分の名前は、好きです。(キッパリ!)

世代的に「〇〇子」と「子」の付く名前が多かったこと、また二文字の名前であることも、「みんなとちょっと違う ちょっとトクベツ」な感じがしたからです。

 

学生の頃は、「美」や「妃」など 女の子らしい美しさ華やかさのある漢字でも良かったのにな、と憧れたこともありました。

また、「未来」と書いて「ミキ」という名前に出会ったりして、同じ「ミキ」でも使われる漢字によってずいぶん印象がかわるんだな、と発見もありました。

 

もしも私が「美妃」だったら、もっと女の子らしくて可愛らしい雰囲気だったかな?

もしも私が「未来」だったら、もっと前向きにいろんなことに積極的に挑戦する人だったかな?

そんな風に同じ「ミキ」でも違う私がいたかもしれない、、、とぼんやり想像してみたことも。

「ミキ」の名前は好きだけれど、「実」や「紀」の漢字は 比べると地味に思えたのですね。

大人になったからこそ 心に沁みる

「実」という文字通り実直な漢字に少し物足りなさや地味さを感じ、
華やかな「美妃」やかっこいい「未来」への憧れを感じたのは、やはり女子特有の多感な時期だったからなのかもしれません。

けれど、大人になってみて改めて「実りある人生を」という願いの奥深さをしみじみと感じることができるようになりました。

地に足の付いた願いを込めた両親の想いは、ちゃんと私自身の中に育まれています。

そしてこれからまだまだ 人生の実りを育む年代の私。

死ぬ間際に「実りある人生だったな」「充実した人生だったな」と思える、そんな自分でありたいと願っています。

私にとって名前とは・・・

私にとって名前とは、自分自身です。

結婚して子供ができたことで、名前で呼ばれる機会よりもママと呼ばれる機会が増えていきました。だからこそ、名前で呼ばれたときは、私のことを呼んでくれてるんだな!って嬉しくなります。

 

 

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